True leaf marketの紹介
ペゴで販売中の「Soakシード」と「ミックスビーンズ」が在庫限りで終了となります。
「Soakシード」や「ミックスビーンズ」を含め、ペゴオリジナルで販売している種子は、ほぼ全てTrue leaf market社のものです。業務用で購入しペゴがオリジナルパッケージにリパックして454gで販売していました。
ですが、次からはリパックをせずTrue leaf marketの商品そのままで日本に輸入して販売することにします。そのため現在、Soakシードは13種類ですが5種類ブレンドになり、ミックスビーンズは5種類から4種類に変更となります。
True Leaf Marketは、アメリカ・ユタ州ソルトレイクシティに拠点を置く老舗の種子販売会社です。バードフードの会社ではなく人間の食用やガーデニング用として種子を販売しています。
1974年に創業して以来、ガーデニング愛好家からプロの生産者まで幅広い顧客に向けて、信頼性の高い種子と園芸用品を提供しています。
持続可能な農業と家庭菜園の普及にも力を入れており、化学処理を最小限に抑えた種子や、USDAオーガニックや遺伝子組み換えでない(Non-GMO)商品も非常に充実しています。アメリカ国内外からの顧客からの評価は非常に高く、発芽率・商品品質なども評判が良く、初心者でも安心して栽培を始められることで人気な会社です。
True Leaf Marketでは、入荷から出荷までの全工程で厳しい品質チェックを実施しています。各ロットの種子は、発芽試験を繰り返し行い、業界基準を大きく上回る発芽率を維持。さらに鮮度を守るため、低温・低湿度の環境で保管し、注文を受けてから丁寧にパッキングされます。
True Leaf Marketでは定期的に種子の発芽率と生存率を検査しています。さらに、関連する種子法に準拠していることを確認する専任のコンプライアンス担当者を置いています
True Leaf Marketは複数の州および連邦の規制機関による定期的な検査を受けており、Council for Responsible Genetics* が提唱する「Safe Seeds Pledge*」に署名しています(当社の完全子会社である Mountain Valley Seeds および Living Whole Foods の名義で掲載)。また、Omri認証*およびオーガニック認証*を取得しており、これらの認証機関からも定期的に検査を受けています。
True Leaf Marketでは、販売する全ての種子が最高レベルの品質と基準を満たすよう、厳格な検査体制を整えています。今回は、その大きな役割を担うコンプライアンス責任者のKatherineに、具体的にどのような業務を行っているのかを下記にインタビューしました。お客様がより安心して種子を購入できるよう、その取り組みを紹介します。
私の主な業務は全ての種子の発芽率が基準を満たしていることを検査することです。FSMA(米国食品安全強化法)で求められる通り、発芽用として販売する種子は一般的な食中毒原因菌の検査を行っています。本来、種子はFDA(米国食品医薬品局)の規制対象ではありませんが、お客様の安全を守るために、当社では自主的に検査を行っています。
お客様に最高品質で安全な種子をお届けすることは、True Leaf Marketにおける最優先事項の一つです。その他の業務としては、連邦種子法(Federal Seed Act)の規定を遵守しているかの確認や特定のロット番号で複数の苦情があった場合に試験栽培を行うことなどがあります。
検査の目的は、販売する種子が生きていて発芽可能である(viable)ことを確認するためです。発芽可能とは、種子が芽を出す能力を持っているということです。当社ではユタ州が定める発芽率の最低基準を採用し、それをクリアしたものだけを販売しています。発芽用種子は、お客様の安全のため、サルモネラ菌・大腸菌(E.coli)・リステリア菌の検査も行っています。
当社の種子検査はシンプルですが徹底しています。品種を問わず、全ての種子を9か月ごとに検査し、発芽能力が維持されているかを確認します。社内ではロット番号ごとに検査の優先順位を判断できる電子記録システムを整えており、それに基づいて検査を進めています。発芽用種子については、入荷時点で検査を行い、安全性が確認されるまで出荷を行いません。
ユタ州および連邦種子法(Federal Seed Act)で定められた発芽基準があり、当社はその基準に従っています。
その種子は即座に販売フロアから撤去し、該当ロット番号の販売を停止します。大量の在庫がある場合は「基準未満品(below standard)」として値下げ販売することもあります。
在庫している何百ものロットを検査するのは時に大きな負担ですが、できる限り迅速にサンプリングし、結果を速やかにシステムに反映するよう努めています。
種子には「消費期限」はありません。適切な条件下で保管すれば、品種によっては何年も品質を保てます。当社ラベルに印刷されている日付は「消費期限」ではなく、最後に発芽率検査を行った日です。また、病原菌検査の結果については、カスタマーサービスにお問い合わせいただければ分析証明書をご提供します。
True Leaf Marketでは、安全で信頼できる種子をお届けすることに情熱を注いでいます。定期的な種子検査は、その目標を達成するための取り組みのひとつに過ぎません。