ハーブを使ったフォレイジングのご紹介
「ハーブを与えたいけれど、ハーブティーは飲まない」
「飲まなかったら無駄になりそうで不安」
こうした声を、とても多くいただきます。
他にも以下のような声もあります。
- ハーブは体に良さそうで興味はある。
- 実際、どう与えればいいのか分からない。
- 安全なハーブが分からない。
そんな飼い主さんも少なくありません。
今回は、ハーブティー以外の方法として、乾燥シードと乾燥ハーブを使った、シンプルなフォレイジング方法をご紹介します。
健康の50%は、心の状態にある
これは、鳥の行動学やエンリッチメントの分野でもよく知られている考え方です。
食事の多様性というと、つい「栄養素のバランス」だけに目が向きがちですが、鳥にとってはそれ以上に、探す/避ける/選ぶ/考える といったフォレイジング(採餌行動)そのものが、大切な刺激になります。
ハーブフォレイジングのやり方(とても簡単です)
方法は、驚くほどシンプルです。
準備するもの
①乾燥シードを小さじ1用意します。
②乾燥ハーブブレンド を小さじ2~3加えます。シードよりも多く入れてください。
画像は今回、③ Plumage Perfection Tea を使用しました。換羽期や水浴びスプレーに、ペゴスタッフが使用しているオススメブレンドです。
③乾燥シードと乾燥ハーブブレンド を混ぜて容器に入れて与えます。
なぜシードよりハーブを多くするのか
鳥から見ると、この食事は「大好きなシードを食べたいけれど、“邪魔な素材(ハーブ)”がある状態」つまり、シードを探すために、ハーブを避けながら食べるという「頭を使う食事」になります。
人間は「いかに食べやすいか」を重視しがちですが、鳥はまったく逆です。簡単に得られる報酬より、手間をかけて得た報酬のほうが満足度が高いということが、行動学的にも知られています。だからこそ、あえて面倒にすることが、鳥にとっては価値になります。
このフォレイジングがおすすめな理由
この方法には、採餌以外にもいくつものメリットがあります。
- シードを探す過程で、ハーブが自然に口に入る
- 無理なくハーブの存在に慣れる
- 結果として、ハーブティーへの抵抗が減る可能性がある
- 香り、色、食感が増え、食事が楽しくなる
- いつも異なる素材を入れることで刺激になる
食事=作業=刺激 になるため、退屈しがちなケージ内での時間を、より豊かなものにしてくれます。
鳥は「忙しい生き物」です。
野生の鳥は、1日の多くの時間を餌を探す行動に使っています。
何もせず、じっとしている状態は、自然界ではほとんどありません。ぜひこのハーブフォレイジングを、愛鳥を忙しくさせるエンリッチメントの一つとして、今日から取り入れてみてください。
*エンリッチメント=鳥の生活を豊かにするための工夫のことです。退屈やストレスを減らし、本来の行動(探す・壊す・考える・遊ぶ・交流する・飛ぶなど)を引き出して、心身の健康を高める取り組みを指します。
ハーブを使う際の注意点
鳥に与えるハーブは、必ず安全性を確認してください。「一般的に鳥に安全とされているハーブ=すべての鳥に安全」ではありません。
- ヒトと鳥では体の仕組みが異なる
- 鳥種によって適さないハーブがある
- 組み合わせとして推奨されていない例もある
といった点には、十分な注意が必要です。
安心してハーブを取り入れたい方へ
不安な方には、コチラのハーブブレンドの使用をおすすめします。鳥の体とハーブの成分をしっかり考えて鳥類専門家が開発したハーブブレンドです。
どのブレンドもフォレイジング素材としてはオススメですが、フォレイジング用に設計されているブレンドは2種類あるので今回ご紹介します。
① Biodiversity Flower Forage(カラフル花タイプ)
色とりどりの乾燥花を中心にした、鳥のためのフォレイジング用ミックスです。香りや質感の違いを楽しみながら採餌行動を引き出し、食事の時間に刺激と変化を与えます。普段の食事に少量加えて、日常に楽しさを取り入れたい方におすすめです。
② Biodiversity Green Forage(地味な緑タイプ)
カラフルな素材が苦手な鳥にオススメです。葉や根を中心としたフォレイジング用ミックスです。落ち着いた香りと質感で、頭とくちばしを使う時間を自然に増やします。シード中心の食事にも取り入れやすく、退屈防止に役立ちます。
他にも全9種類のハーブブレンドをご用意しています。どれも無農薬で鳥に安全な配合比率で作られているので、コチラから商品ページをご確認ください。
メーカーからは「きちんとした知識の基で作られていないハーブは、その効果は薄い」とのことです。その指摘を受けて、ペゴも今まで販売していたオリジナルハーブを完全中止し、当ハーブだけを愛鳥に与えるようになり販売することを決めました。
ハーブは「自然なもの」だからこそ、正しい知識をもとに選び、与えることが大切です。
市販のハーブを使用する場合も、鳥に対する安全な配合知識を前提として作られているかを、必ず確認することをおすすめします。





